"好き"を仕事にする or "得意"を仕事にする
仕事にするなら、
自分の好きなことやしたいこと?
それとも、自分に向いていること?
どちらを選びますか?
もちろん、自分のしたいことと向いていることが同じだと既にわかっているのなら、迷うことはないと思います。
それがあなたの天職です。
でも実際のところ、わからないことが多いですよね。
というのも、私はアルバイトで約4年間、新卒で入社した会社で約10ヶ月、接客業をしてきました。
その中で、自分でも接客の仕事は向いているなと感じていたし、周りからも向いていると言われてきました。
退職の話を店長にした時に言われた言葉も
「〇〇さんは接客向いてると思うよ」
「もったいない」
でした。
とてもありがたい言葉でしたが、私がその言葉を聞いても転職の意思が揺らがなかった理由は、私は自分に向いている仕事よりも、自分のしたい仕事に挑戦してみたいという気持ちが強かったからだと思います。
そこで今回は、
自分のしたい仕事と向いている仕事、両方を経験した私が、それぞれのメリット・デメリットを交えながら、気づいたことをお伝えできればと思います。
1.向いている仕事
向いている仕事とは、私で言うならば、接客業です。
特にイレギュラーなことや、クレーム対応などがない時であれば、それほど難しく考えることなく、仕事をすることができます。
人と接することがもともと好きなので、無理に作ろうとしなくても、笑顔で対応することができます。
お客さんに「ありがとう」と言ってもらえた時の喜びも接客業ならではのもので、そこに充実感を覚えることもありました。
しかし、私の中でずっとモヤモヤしていたのは、「私はどこを目標に頑張ればいいのだろう、、」ということ。
毎日同じような仕事をして、特に自分の成長も感じることができないまま過ぎていく日々が苦痛になってしまいました。
〈"得意"を仕事にするメリット〉
・効率よく取り組むことができる
・褒められることが多い
・求められていることが理解できる
・昇給しやすい(かも)
〈"得意"を仕事にするデメリット〉
・目標設定が難しい
・楽しいとは限らない
・それほど刺激はない
2.したい仕事
したい仕事とは、私で言うならば、デスクワークや事務の仕事でした。
なんとなく、パソコンを使って仕事をしたいという思いがあり、平凡な考えですが、OLにも憧れがありました。
しかし、私のパソコン経験は大学のレポート程度。
Wordはなんとなく使えるような気がするけど、Excelは自信ないなあ。
そんな風に考えていました。
でも、、
やってみたいからやってみた。
すると、どんどんパソコンを使いこなせるようになり、作業を効率化する方法がないか、自ら調べて取り入れるようにもなりました。
何よりその時間が楽しいと感じたんです。
強制的にさせられているのではなく、自ら新しいことをどんどん吸収しようとしている自分に気づきました。
小さなことですが、自分の成長が実感できて嬉しかったです。
そして、
(現在私は営業アシスタントのような事務仕事をしているのですが、)
次はこれをしておいたら営業さんが楽かな?
もうすぐこの指示が飛んできそうだから先にやっておこう!
などと考えながらする今の仕事が自分に向いているのだと気づくことができました。
〈"好き"を仕事にするメリット〉
・目標が明確
・何より楽しい
・成長を実感できる
〈"好き"を仕事にするデメリット〉
・自分に向いているとは限らない
・苦労する可能性がある
・最初のうち(慣れるまで)は特に不安
3."好き"と"得意"を両方経験してみて
まず感じたことは、"得意"な仕事かどうかは、やってみないとわからないということ。
もうすでに自分でわかっている"得意"を生かした仕事をするのももちろん素敵です。
でも、どうしてもこれが好き!この仕事がしたい!という思いがあるのなら、ゼロから挑戦してみるのもアリだと思います。
そうすれば、新たな自分の能力や可能性に気づくことができるかもしれません。
"好き"と"得意"どちらを選ぶのか、
またはどちらも選ぶのか、はあなた次第です。